
堺で開催されるシクロクロスにjkondoが出場するので、その応援に行ってきた。
生まれ故郷の街に戻るのは何年ぶりかしら。少なくとも子どもを産んでからは一度も帰っていない。
故郷といっても、大会の会場は臨海工業地域の一角。かつて産業廃棄処理場だった土地を公園にした場所。けれどここも実は縁がなくはない場所で、私が小学生の頃に父の勤めていた会社がこの臨海工業地域に工場を建設するため、父が足しげく通っていたところ。
そんなわけで、両親に声をかけたら孫に会いたさにお弁当を持って喜びいさんでやってきた。広々とした公園で、三世代が集まって賑やかに過ごす冬の休日になった。
大阪で開催されるということで、私がかつてライター/司会者見習いだったときに仕事で通ったシマノの人もたくさんいて、レーシングチームのメカニックでやってきたOさんだとか、バイクで見物にやってきたMさんだとか、お世話になりっぱなしだった方達に10年近くぶりに再会し、心がキュンとなった。
ほかにも、GIOSというブランドの仕事をしていたときに親しくなり、その後、またたくまにクロス界で活躍して全日本ジャージを着るまでに出世した辻浦くんとも会う事ができ、握手で再会を喜びあった。
自転車の世界を離れてちょうど10年が経って、当初は胸が痛くてとてもではないけれどレース会場にも足を運ぶ事ができなかったが、こうして趣味を復活させたjkondoにくっついて、またあの場所に戻ってきてしまった。
例えば、まさか自分の現役時代にその走りのスタイルに惹かれていた阿部良之さんや、クロスで活躍していた入江さんの走りを再び見ることができるとは思っていなかった(聞くところによると、阿部さんははてなダイアリーを使ってくれているとか。感謝)。
もう今は子どもと共に声援を送ることしかできないけれど、こうして懐かしい人たちの頑張る姿を眺めることができて、時間の経過に感謝するしかないと思っている。
レース会場におりたって、ざわめく人たちのなかにたたずんで、私はつくづくイベントが好きなんだなと思う。
今のはてなの仕事も大好きだけど、ほとんどがデスクに座ってネットに繋がって終わってしまう仕事にはやはり物足りなさを感じる。ライブの臨場感、人と人との直接のふれあい、それをもっと味わいたい。今の仕事でも自分のやりようによっては、なんとかプラスできるのかもしれない。もっと人と会おう。
どこにいても、「私は何者だろう?」と自分に問いかけながらそこにたたずんでいる。今日は特に強くその思いを抱きながら過ごした一日だった。
明日からもがんばって生きていこう。今の私のいる場所で。折しもパリから戻ってきた元自転車選手のTくんからもらった、ほろ苦く甘いチョコレートをかじりながら思う夜。